2013年9月4日水曜日

プロセッシング

Processing:加工、処理と訳されています。


NMRスペクトル処理では
取得したFIDを適切に加工・処理するということになります。


適切に処理・加工したデータは
その後の解析の正確さに影響を及ぼします。


では、そのFIDを適切に処理・加工するとは、
何をやっているのでしょうか?

FIDに
・ドリフト補正
・トランケート
・窓関数(アポダイゼーション)
・ゼロフィリング & 線形予測
を施し、

フーリエ変換 時間波形から周波数波形に変換

横軸を周波数 or ppmに返還したら、
・位相補正
・ベースライン補正
・スムージング

を行って、解析前にデータを整えます。


生データをいじくり回したものを使って、
正しく解析できるのか?といった印象を持つかもしれません。
しかし、必要です。

特にフーリエ変換後の
位相補正 と
ベースライン補正 は重要です。

それぞれの操作は、何を行っているかというのは別途説明します。


http://systemplus.co.jp/mnova/

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