2013年9月17日火曜日

アポダイゼーション 2 (Apodization)

そもそもアポダイゼーションって何?

Apodization : 足切り

と訳されます。

何を足切り?

FIDがデータ取得時間内に収束しなかった場合、
FIDの後半を単調減少関数で収束させることを
アポダイゼーション処理と言います。

つまり、FIDの後半部分を足切りしたということですね。

Mnovaでは、
FIDに関数をかける代表的な処理方法のアポダイゼーションを
コマンド名にしています。


日本語訳コマンドでは、
「アポダイゼーション(窓関数)」としていますが、















 






窓関数とは…

フーリエ変換というのは、
無限時間の信号に対して行うものですが、
実際にはそんな計算はできません。
そこで、適当な時間範囲の信号に対して計算を行います。

その適当な時間範囲の時間波形(NMRの場合はFID)を窓に見立てて、
様々な関数を掛けて処理していきます。




 







窓に対してかける関数処理なので、窓関数と呼びます。


http://systemplus.co.jp/mnova/

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