これはスペクトルカットと似た機能になります。
不必要な情報部分を無視して、プロセッシング・解析等を行います。
スペクトルカットはノイズ等の化合物情報ではない不必要なスペクトル部分を非表示にしますが、
ブラインド領域は不必要な部分をグレーで色付け表示することで、
どのピークまたは領域を無視しているかを把握することができます。
ブラインド領域で指定した部分は、
自動位相補正のアルゴリズムや、
ピークピッキング、積分、マルチプレット解析などのアルゴリズムが
適用されません。
適用されないことが、どのように役に立つのでしょうか。
下図は水による分散ピークが大きく出ています。
化合物情報ではないこのピークに対し、
自動位相補正や解析のアルゴリズムが適用されてしまい、
重要な化合物情報のピークに影響を与えてしまうことがあります。
このようなピークをブラインド領域で指定することで
化合物ピークを適切に処理し、解析に役立てることができます。
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