2015年2月26日木曜日

1Dスペクトルを2Dスペクトルへ投影

2Dスペクトルの縦軸、横軸へ
別に取得したシャープな1Dスペクトルを投影することが多々あります。


2Dスペクトルへの投影は2種類あります。

1. 設定によりデータインポート時に自動投影

・メインメニュー 編集 \ ユーザ設定を実行するとダイアログボックスが開きます。

・ダイアログボックス中 NMR \ インポート タブを選択し、
トレースの自動トレース投影にチェックを入れOKボタンを押します。


・2Dスペクトルのインポート時に1Dスペクトルもインポートすれば、
自動的に投影されます。

 




 










2. マニュアルによる投影

・2Dスペクトルと1Dスペクトルをインポートします。

・2Dスペクトルをメインウィンドウへ表示させます。

・ページナビゲータより1Dスペクトルを2Dスペクトルへドラッグします。

・投影できる箇所が赤くハイライト表示されるので、そこにドロップします。


















用途により自動投影とマニュアル投影を使い分けてください。

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2015年2月19日木曜日

スペクトルの重ね合わせ

同じ化合物または類似化合物のNMRスペクトルを取得し、
化学シフト値やパターンを比較するために、
複数のスペクトルを重ね合わせて解析することもあります。

ひと昔、ふた昔前は、
複数のスペクトルを紙にプリントアウトし、
2枚の紙を重ね合わせて上を向き、
光を透かして確認・・・なんてこともしてました。

しかし、Mnovaでは紙にプリントアウトすることなく、
PC画面上で複数のスペクトルを重ね合わせて表示することができます。

ページナビゲータ上で、
Ctrlキーを押しながら、
複数のスペクトルを選択します。
(重ね合わせ後のスペクトルが分かりやすいよう、
ここでは全く異なる化合物のスペクトルを使用します)




 






















メインメニュー スタック \ 重ね合わせスペクトル


 








または、
 Mnovaウィンドウ左横のツールバーから、




















を 
クリックすると、新規ページに重ね合わせスペクトルが作成されます。
















 


この操作で
紙も時間も節約することができます。


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2015年2月12日木曜日

Ver.10.0.1 リリース

先日、Mnova Ver.10.0.1がリリースされました。
10.0.0から10.0.1へのリビジョンアップですので、
機能追加は少なく、バグ修正が主になっています。

その中で、機能追加は

・ピークテーブル中で純度表示
ピークピッキングまたはアサインメント実行後、
ピークテーブル中に純度表示されるようになりました。

  














・新プラグインSMAがリリース
SMA(Simple Mixtures Analysis)がリリースされ、
混合物中のターゲット化合物の濃度・純度等が自動で得られます。

です。
 

新プラグイン SMAの詳細な説明はまた別の機会に。

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2015年2月5日木曜日

データブラウザ 2

以前にデータブラウザを紹介した後、
「便利なんだけど、ちょっとジャマ」
「ページナビゲータが小さくなって見にくい」
等々のご意見をいただきました。

データブラウザもページナビゲータも両方便利なのに、
どちらも小さく表示されるのはもったいない
という不満を解消します。



 

データブラウザをドラッグ&ドロップして、
フローティング状態にします。

 

次に、フローティングのデータブラウザを
ページナビゲータに持っていき、
下図のように合わせて、ドロップします。



 





下のタブで
データブラウザとページナビゲータを切り替えて使うことができます。












 

 
 
データブラウザとページナビゲータを両方同時に使うことはあまりないので、
この方法はかなり便利です。


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